2012年2月14日火曜日

湿度計(2)

佐藤計量製作所の毛髪湿度計の検定中間報告
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 sato毛髪湿度計を乾湿湿度計を基準として検定してみた。乾湿湿度計は1/1の目盛りでありこれではもう少し精度が出せないがまず手始めとしての検定とした。どうじにホームセンター品も行った。その結果
 ● 入っていた検定証の結果と同じ結果となり、sato毛髪湿度計は100%を超える値を示してしまった。
 ● ホームセンター品は全く使い物にならない。

 一般に計器を作る場合、基準値とその計器の数値の相関を取ってそれを目盛りとして使えばよいのであるが、sato式はなぜその方法を採用しないのか?

 今回の実験では乾湿法とsato毛髪湿度計の数値は高い相関で直線性が成立している。もっと精度の高い方法で検定すればもっと精度の高い相関式が得られることは予測できる。

 メーカの検定証は表に示したとおりで、それと同様な結果が得られた。この結果は高精度の計測器とうたっているにはその差はあまりにも大きいと言わざるを得ない。

2012/02/14今日は一日中雨であった。
SATO計器は100%を超えた値を示している!

X-軸は乾湿法で団扇で送風したときの値。
sato計器との相関はばらつきがあるが
直線性は成立している。従って上手く使い直せば
良い値が得られる。例えばスケールを付け替えるとか〜。
検査証もこの結果を認めているようなものである。




 乾湿方式での問題点はどこにあるのか。
・精度の高い温度計を使って温度の読み誤差を小さくする。
湿球計のガーゼなどの設置方法。



  湿度の計測にはどの方式を使えばいいのであろうか。市販品にはデジタル式などいろいろなものがたくさん販売されているがそれだけの精度を有しているのか疑問である。

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